- SEO対策について、インターネット上で調べていたら、「検索クエリ」というキーワードを見かけたけれど、意味がわからない!
- 検索クエリはどうやって調べるの?
- 検索クエリを見て、どうやって検索意図を調べればいいのかわからない。
こんなお悩みがありましたら、株式会社クロコにご相談ください。
今回の記事では、検索クエリの意味や検索意図を見つけ出す方法をわかりやすく解説します。
検索クエリとは
検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで入力した語句のことです。
検索クエリの例
検索クエリは、Google公式サービスである「Google Search Console」で調べることができます。
実際の検索クエリの画像キャプチャは↓
上記画像の一番左の列で消しているスペースにキーワードが表示されます。
検索クエリの調べ方
以下の流れで誰でも簡単に調べることが可能です。
- Google Search Consoleにログイン
- 左上にある三本線をクリックする。
- 検索パフォーマンスをクリックする
上記の3つの操作を実行すれば、閲覧権限がある方は誰でも確認することができます。
Search Consoleでのデータ
「Google Search Console」を使えば、以下のような項目を調べることが可能です。
項目 | 出力された情報の意味 |
合計クリック数 | 登録されたURLがクリックされた数 |
合計表示回数 | GoogleおよびGoogle関連サイトにて検索された数 |
平均CTR | 平均クリック率 (計算方法;合計クリック数÷合計表示回数) |
平均掲載順位 | 過去7日間、28日間、90日間など指定された期間における平均掲載順位。 |
デバイス | モバイル、PC、タブレットそれぞれからの上記4つの詳細数字 |
以上の点を一つのページ内で確認することができます。
Google広告での確認方法
Google広告の中にも「検索クエリ」という機能があります。
【使い方】
以下の手順で確認することができます。
- Google広告にログインする。
- 左メニューにある「キーワード」をクリック
- 「検索語句」をクリック
表示されたキーワードは、Excelファイルでエクスポートすることが可能です。
Yahoo広告での確認方法
Yahoo広告でもGoogle広告と同じように検索クエリ機能が使えます。
【使い方】
以下の手順で確認することができます。
- Yahoo広告にログインする
- 検索広告を開く
- キャンペーンを開く
- 検索クエリーを表示をクリックする
検索クエリは、Google広告と同じように、Excelファイルで出力することが可能です。
検索クエリからユーザーニーズを知る方法
検索クエリを調べても、出てくるのは、単語と単語の組み合わせのみです。
しかし、順位が悪い、クリック数が少ない、検索件数が少ないなどのユーザーの心理も見えてきます。
検索クエリから検索ニーズを想像するコツ
SEO対策をコンテンツ型SEOで実践している企業は増えましたが、検索ニーズを把握しながら、キーワード選定、コンテンツ制作を実践している会社は少ないのが現実です。
その証拠に、「地域名+サービス名」というパターンで検索している事例しかインターネット上に公開していない会社が多いのです。
「地域名+サービス名」や「地域名+店舗名」は、あくまで、認知度が高まっている市場の動きであり、ライバルも相当強いことが想像できます。
検索クエリから見えてくるものは、トレンドです。
- ユーザーの興味関心が高まっているのは、どんな情報なのか?
- 季節品やイベントなどの関心の高まり
- アンチ、ネガティブキーワードなどの検索ボリュームの変化
などを観察することが重要です。
サイトに流入するユーザーが増えても、電話による問合せや相談、予約の連絡が増えない状態では売上は伸びません。
メール予約やメール相談、Webによる資料請求や商品購入が増えないと、実質的には、集客の自動化は実現できません。
つまり、ユーザーの関心の高まりを意識することで、次のコンテンツは、どんな内容を用意すればよいのかを想像することができます。
アクセス数が増えても売上が伸びない!コンバージョン率最適化とは?
検索ユーザーの4つの心理
スマホ、PC、タブレットを使って、単語と単語を組み合わせて検索しているユーザーの消費者心理を4つに分類しながら考えましょう。
Goクエリ | 行きたい、訪問したい つまり、知りたい情報は、営業時間やルート、近くの駐車場や混雑情報等 |
Doクエリ | やりたい、行動したい つまり、知りたい情報は、いつまで?準備や身支度などの情報等 |
Knowクエリ | 知りたい つまり、知りたい情報は、他社との比較データや根拠等 |
Buyクエリ | 買いたい つまり、料金や納期、支払い方法、口コミ、評判等 |
上記のような知りたいカテゴリごとに開示するべき情報は異なります。
トランザクション、インフォメーション、ナビゲーションなどと難しい言葉を使う必要はありません。
ポイントは、ユーザーが何を知りたいのかです。
検索クエリは分析解析が重要
Web集客に必要なのは、データの分析、解析による次の施策です。
では具体的にどのように分析、解析を行えばいいのでしょうか?
検索意図の確認方法
どんなキーワードを入力しているユーザーでも、その対象が何を求めているのか?は全く想像できない。
コンテンツに何を追加すればいいのかわからない。
コンテンツをどう修正すればいいのかわからない。
こんな悩みがあれば、まずは検索結果を実際に目で見て確認しましょう。
Googleアルゴリズムにおいて、検索ニーズに応えていると判断されたページが上位に表示されています。
つまり、検索ニーズの答えは、検索結果上位表示のページ内にあります。
Googleサジェスト機能を使う
Googleサジェストキーワードとは、虫眼鏡キーワードとも呼ばれています。
検索をしようとしたら、次の単語が複数表示されたことはありませんか?
つまり、キーワードの組み合わせを提示してくれているのです。
このキーワードを見るだけでも、検索ニーズの絞り込みが可能です。
Yahoo知恵袋やAmazonレビューを確認する
一般ユーザーが関心のある情報を一般ユーザーに問いかけているのが、Yahoo知恵袋です。
どんなキーワードが入っているのかを確認することで、広告文やページタイトル、ディスクリプションなどに反映することもできます。
Twitterを活用する
最後は、検索しないユーザーの心理を確認しましょう。
Twitterでの人気のツイートを確認しましょう。
ツイートをしている内容やタイミング、ユーザーの反応などを確認しましょう。
成果につながらないキーワードの除外
Google広告やYahoo広告では、フレーズ一致や部分一致で設定することが推奨されています。
しかし、フレーズ一致や部分一致で設定した場合には、あまり関係ないキーワードでも表示されてしまうことがあります。
こうしたキーワードを除外設定することをカスタマーセンターのスタッフも推奨しています。
表示回数が多いキーワードでも、自社の商品やサービスとの相性が悪い、関係ないキーワードは、無駄な広告費につながります。
結果的には、キーワードを絞り込むことで、将来的に無駄なクリック数を減らすだけではなく、見せたいキーワードでの表示回数を増やせるようになります。
コンバージョン対象キーワードをクエリで探す
先ほどのGoogle広告やYahoo広告で成約が発生した際には、データに反映させることができます。
コンバージョンタグを埋め込む必要がありますが、タグがきちんと機能している場合には、検索クエリを確認することで、どんなキーワードでコンバージョンが発生したのかを確認することができます。
コンバージョン発生キーワードの価値
コンバージョンが発生している場合でも、想像していたキーワードと違うこともあります。
例えば、他社サービス名や想像していなかったキーワードで表示されたことで、コンバージョンが発生することもあります。
つまり、コンバージョンが発生したキーワードがわかることで、検索広告の中で、検索広告の傾向を推測することができます。
先ほどの4つの心理から想像した際、「比較」を対象とするのは、Buyクエリに含まれています。
つまり、購入したいと思う人向けのコンテンツを目指すことが重要になります。
他にも、検索ニーズが絞り込まれることで、カスタムオーディエンスにて、調整することが可能になります。
検索クエリを見ても戦略を立てられない方へ
検索クエリがあれば、検索意図を推測することが可能です。
しかし、クエリを確認しても、その後の戦略が立てられず、現状維持で放置したままになっている企業様も多いです。
弊社では、SEO対策、Web広告いずれも現状分析、解析に力を入れております。
分析解析は、無料で実施しておりますので、お気軽にご相談ください。