- 美容室の経営がうまくいかない
- 自分でできることがわからない
- まず何から始めればいいのかわからない
- どうしたら成功するのか教えてほしい
こんなお悩みがありましたら、株式会社クロコにご相談ください。
弊社では、美容院、小売店、飲食店を経営しております。
それぞれの業種、職種ごとに抱える業界の悩みを現状把握を含めて、日々分析しております。
美容室にも経営課題がありますが、現状把握とできることを積み重ねることで、現状の数字を改善する方法は見つかります。
今回の記事では、微小経営の課題と解決方法をわかりやすく解説します。
美容室経営は難しい?
美容室は、年々増加しています。
2021年から2023年のコロナ禍でも全国で1年間に2000軒以上の新規出店があったことが、統計データでも開示されています。
より多くの顧客を獲得するためには、ブランディングだけではなく、サービスの向上や異業種とのコラボなどこれまでにない取り組みが必要なエリアもあります。
美容室の利用率は低下している?
男女を問わず、美容室を利用する人の数は、年々減少していることをご存じでしょうか?
女性も男性も美容サロンを利用する年間利用回数が、減少傾向に転じました。
利用回数が減る背景には、サロンの値上げやファッション、コスメなどの低価格競争なども影響しています。
美容師の新規免許登録件数は横ばい
美容業界でも人材確保は大きな課題になっています。
しかし、新卒の美容師の数は、ここ数年で横ばいになっています。
令和3年でも年間17000人以上が新規免許登録を行っております。
店舗も増えているため、引く手あまたの状況になっていることが新卒の時期からわかっているため、より条件の良い会社や店舗に就職しようとする人が増えてくることも予測できます。
美容院開業後の年収はいくら?
美容師のオーナー年収相場
美容室経営で想定されている年収はおおよそ390万円~455万円といわれています。
美容室独立後の1人の年収は、400万円~500万円。(月収換算すると、38万円前後)。
美容室の経費目安
美容室経営において、適正な経費は、30%~40%と言われています。
年商に対する試算をまとめました。
年商 | 適性経費 |
100万円 | 30~40万円 |
200万円 | 60~80万円 |
300万円 | 90~120万円 |
400万円 | 120~160万円 |
500万円 | 150~200万円 |
600万円 | 180~240万円 |
700万円 | 210~280万円 |
800万円 | 240~320万円 |
900万円 | 270~360万円 |
1000万円 | 300~400万円 |
【美容院の必要経費】
- 家賃
- 水道光熱費
- 人件費
- インターネット回線(WiFi)
- 固定回線費用(店舗の電話回線費用)
- 材料費
上記の他にも、広告費をどこまで捻出するのかを考えておく必要があります。
無料で掲載可能なポータルサイトなどへ掲載することも可能です。
美容室経営の課題
集客対策ができない
美容室をオープンする前に、修行の意味も含めて、店舗で数年の経験を積み重ねる人は多いです。
指名をもらえるようになって、独立、開業したら、お客様もついてきてくれると思える人数が増えてくると、以下のように考える人がいます。
「これだけ固定客が入れば、1人でやっていくなら、十分やっていけるはず」
しかし、この計算は、売上=自分の手取りという計算に基づく計算になっていることがあります。
2023年には、電気代値上げなどの影響もあります。
原材料費高騰化を心配していませんか?
つまり、集客対策を行う余裕がなくなってしまうことがあります。
人材確保が困難
先述の通り、フランチャイズやブランディングが完成している店舗の出店も増えています。
こうした中で、新規出店したばかりの店舗に就職をしたいと考える人が減っています。
「マーケティングができている会社であれば、就職したいけれど、自分で営業しなければ、稼げないような店舗には行きたくない。」
このように考える人が増えるのも当たり前のことです。
いわゆるマーケティングができない=人材確保もできないという流れになっています。
美容室の新規顧客は奪い合う時代
将来の自分たちはどうなるのかな?
美容業界は将来どうなるの?
美容室の経営者の悩みを知る
現場にオーナーがいない時、店長なども軽はずみに会社の内情や現状の課題を口にしないこともあります。
つまり、働いている間に、自分自身で、店舗経営という課題について、自己流でも良いので、分析、解析を始めることが大切です。
- 新規顧客とリピーターの割合
- リピートしている固定客の来店頻度
- システムの不足や導入コスト
- 人材育成に必要な環境と導入コスト
- 異業種とのコラボ検討
などさまざまな課題があります。
リピーターの確保
美容室に限らず、飲食店、旅行業、観光業、小売店など店舗経営を行う上では、リピート率を更新することが安定した経営に結びつきます。
反対に、リピート率が低い状態では、3年後、5年後、10年後には閉業を考えなければいけない状態に追い込まれるリスクを抱えています。
リピート率を高める方法は別の記事でもご紹介しております。
美容室,ヘアサロンのリピーター率アップのコツ【メリットやうまくいかない原因】
集客強化(認知拡大)
リピーターだけではなく、新規顧客も獲得しなければいけません。
- 大手ポータルサイトへの掲載
- SNS(Instagram、Facebook、Twitter)
- TikTok
- YouTube
全てに手を出しておくくらいがちょうどよいでしょう。
Instagramを推奨する会社やコンサルタント会社が多いですが、その分、ライバルは多い状況です。
つまり、激戦区でいきなり知名度が急上昇する確率は低いです。
ですから、一極集中ではなく、とにかく自社ページをさまざまなメディアで展開しておくことも大切です。
さらに、それぞれのアカウントと相性のよいカラーやパーマ、カットなどの施術だけではなく、セットやシャンプーなど自宅でのヘアケアなどのテーマを絞り込むことも重要です。
システムの導入
美容院に必要なシステムをご紹介します。
- クレジットカード、電子マネー、交通機関マネーなどに対応する端末
- 予約システム
- 自動返信システム
- LINEなど配信システム
- メルマガなど自動発信システム
- クーポンなどの作成ツール
など様々なツールがあります。
ホームページの更新、管理を行う際には、WordPressの導入やレンタルサーバー、ド名取得も必要です。
美容室を経営する上での課題と対処法
美容室の経営がうまくいかない時には、まず自分で勉強することも大切です。
その後には、他の店舗のオーナー様の意見を聞いてみることも大切です。
実際に今自分たちがやっていることと違う方向性が見つかることもあります。
ターゲットが全く違うため、参考にならないこともあります。
頭の中の考え方
- 自分に何ができるのか?
- 誰に何をお願いすればいいのか?
- 優先順位を決める
上記の3つの項目を考える必要があります。
すべてを外部の業者に依頼する必要はありません。
むしろ、自分一人でやった方が早いかもしれません。
特に、SNS運用などは、自分でも画像が作れる人であれば、ノウハウがあれば運用できます。
しかし、専門知識が必要な分野は、勉強して実践するまでの時間が必要ですから、最初は外部に依頼したほうがスムーズに進むこともあります。
自分のスキルアップ
美容師としてのスキルを高めることも重要です。
他店は導入しているのに、自分の店舗には導入していないメニューがある。
対象は、「技術的な違い」です。
まずは同じエリアで、他店が導入済のサービスは網羅できるようにしておきましょう。
ブランディングとは何か?
美容サロンのブランディングは、個人のブランディングと同じです。
つまり、美容院なら、美容師個人であり、ネイルサロンであれば、ネイリスト個人です。
店舗の知名度を高めるためには、個人アカウントと店舗アカウントを分けることも大切です。
弊社では、自社で美容院の経営から集客サポートを行っております。
実際に現場が何に困っているのかを聞いているからこそ、地域を問わない業界の悩みや課題について、具体的な施策や検討課題を御提案しております。
お気軽にご相談ください。