- ランディングページをSEO対策で上位に表示させるのは難しいのかな?
- リスティング広告用に制作したLPを上位に表示させたい!
- ランディングページはどうしてSEOに弱いのか知りたい!
今回の記事では、ランディングページ(略称:LP)を狭義的な意味で、専門ページとしてご紹介します。
マーケティングにおいては、主にコンバージョンを目的とした単一ページ(ペラサイト)を指すことが多いです。
ランディングページには、着地するページという意味があり、最初にユーザーが訪れたページを示すことがあります。
この記事では、ランディングページがSEOに弱い理由と上位表示を実現する施策をわかりやすく解説します。
ランディングページがSEO対策に弱い理由
原因を目的(用途)、被リンク、コンテンツ不足という3つに分類して解説します。
LPの用途
そもそもLPは、広告を目的として制作されています。
つまり、SEO対策のように、見出しや文字数、共起語といったSEO対策に必要な要素を意識して作られていません。
どちらかと言えば、画像やキャッチコピー、権威性、専門性、優位性、比較などの項目に特化して作られています。
ですから、検索結果の上位表示に必要な要素が欠落していることが多いのです。
被リンクが少ない
被リンクとは、外部サイトから自分のWebサイトへ向けられたリンクのことです。
被リンクをするきっかけは、「発見」「共感」です。
ランディングページは、発見というよりも、行動を起こすためのページです。
つまり、自分が拡散するということは、自分の悩みやコンプレックスを公開しているような状態になってしまうのです。
公式サイトやコーポレートサイトなどのブログやコラムが拡散される流れと大きく異なるため、被リンクが集まりにくいのも特徴です。
コンテンツ不足
LPは、1ページです。
SEO対策は、対象のページのみの対策を行えば完成するものではありません。
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関連性を意識したコンテンツ作成が必要です。
1ページに訪問したユーザーが内部リンクで紹介している他の関連ページに巡回することで、「ユーザーの求める情報が掲載されているページ」とGoogle側が判断してくれるようになります。
1ページしかないLPでは、資料請求や予約、相談、メールアドレス登録などの行動を目的としているため、他のページに誘導するような構成ではありません。
ですから、完結型のページを上位に表示させるのは、難しくなります。
他にも、必要な共起語が不足していたり、見出しの数や文字数についても、LP仕様になっていることも課題と言えます。
SEO対策に強いLPはあるの?
LPでSEO対策をするのは、絶対に無理ということではありません。
たとえ、1枚のページで完結するページでも上位に表示させる方法があります。
具体的にわかりやすく解説します。
サイト型LPで制作する
サイト型LPとは、従来のような1枚のコンテンツで完結させない作りになっています。
下層ディレクトリを持つLPのことです。
下層ディレクトリとは、簡単に言えば、「○○.com/××/zz」のように、.comの下に「/」で区切られたページのこと。
つまり、LPを上記の「ⅹⅹ」の位置に配置して、その下の「zz」の階層にコラムやお客様の声、事例等を案内するページを制作します。
結果的に、個別ページを持つLPが完成します。
サイト型LPを設計することで、内部リンクも関連性も強化することが可能です。
サイト型LPのメリット
サイト型LPを制作すると、以下のようなメリットがあります。
- SEOからも集客が可能になります。
- 広告を嫌うユーザーにも受け入れられやすい
- 資産価値が高くなる
- 良質な被リンクを獲得しやすい
順に解説します。
SEOからも集客が可能
従来の広告用の運用ページとして、限定する必要はありません。
SEO対策を下層ページにて実施することで、結果的に、上層部に存在するLPの検索順位が上位に表示されやすくなります。
広告費を使わずに、広告に使っていたページをお客様の目に届けることができるのは、集客、販売を目的とする会社に大きなメリットと言えます。
広告を嫌うユーザー向けの戦略
広告をいくら出稿しても、「広告」という文字に嫌悪感を抱くユーザーもいらっしゃいます。
あえてクリックしないようにする人もいます。
しかし、SEO対策で上位に表示されているページであれば、「人気のページ?」「みんなが見ているページ?」と勘違いをして、詳細の情報を確認するユーザーはたくさんいらっしゃいます。
つまり、広告を出さなくても、広告と同じページを検索ユーザーから獲得しやすくなります。
資産価値が高い
資産価値が高くなる理由があります。
その理由は、継続的に見込み客を獲得しているという実績です。
検索順位の変動があっても、コンバージョン率が高いページを保有するサイトは、順位が下がりにくくなります。
つまり、コンバージョンを発生させることは、将来のアップデートに対する備えともいえます。
リスティング広告、SNS広告などさまざまなWeb広告を手掛けている会社ほど、コストの削減効果が期待できます。
良質な被リンクを獲得
1ページの単体ページではありませんので、コラムやお客様の声、実績などのページを通じて、お客様からの反応が出てくる可能性があります。
「お気に入り登録」をはじめ、「いいね」や「シェア」、コメントが入る可能性もあります。
こうしたサイト経由のお客様の反応もGoogleの検索順位には大きな影響を与えます。
具体的なUI/UXでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
コメント欄等を用意することも有効な手段です。
サイト型LPのデメリット
サイト型LPにもデメリットがあります。
制作コストが高くなる
一般的な公式サイトを制作するよりも費用は高額になりやすいのが特徴です。
なぜなら、LPと公式サイトでは、デザインも全く違いますし、HTML,CSS,Javascriptはそれぞれで作成する必要があります。
いくらURLは同じでも、作業量は、それぞれ制作しなければいけないため、時間も費用もかかってしまうのが現実です。
キーワード選定の難易度が高い
広告は、入札単価を調整したり、エリアや性別、年齢、職業等を絞り込むことで、露出を調整することが可能です。
もちろん、キーワードもGoogleやYahoo広告のAIをりようすることで、増やすこともできます。
しかし、SEOではどうでしょうか?
広告でビッグワードを選んでいる場合には、同じキーワードで順位を上げるのは難しくなります。
では、今のページにどんなキーワードを使って流入を増やせばコンバージョンにつながるのでしょうか?
この答えを自分たちで考えなければいけないのです。
離脱率が高いページになる
あくまで、Web広告と比較すると、離脱率は高くなります。
なぜでしょうか?
他のページへのリンクが設定されていますので、いろいろなページに興味を示す可能性があります。
結果的に、入口で訪れたページへの戻り方がわからなくなってしまう人もいます。
結果的に、TOPページなどにリンクが設定されていないと、内部リンクから誘導するのが難しくなってしまう可能性があります。
サイト型LPで検索順位上位表示を実現させる方法
サイト型LPの制作でお困りでしたら、弊社にお気軽にご相談ください。
弊社では、コンテンツ型SEOをはじめ、サイト型LPで実際に検索順位上位表示を実現させた担当者が担当しております。
SEO対策準備に必要な情報
まず最初に弊社が行っているのは、お問合せをいただきましたURLの現状分析です。
必要になるのは、Google Search ConsoleとGoogle Analyticsのアクセス権です。
上記の2つをいただきましたら、流入の多いページや離脱率の高いページなどを具体的に分析して対策すべきキーワードや動線などを御提案いたします。
トップページデザインから修正
美容外科、歯科などの医療機関における自費診療。
ネイルサロンや美容院、整体、整骨院などの施術系メニュー。
期間限定、新商品、復活商品などのイベントやキャンペーンの告知。
上記のようなサービスメニューにlPを導入する際には、トップページのデザインから見直すことをおすすめします。
今までと同じ見せ方ではありません。
基本的には、テキストや画像の配置を含めた総合的なSEO対策を実施します。
下層ディレクトリにブログページを量産することだけがSEO対策ではありません。
ページの回遊率を高めて、ユーザーの求める情報にたどり着くまでの動線を考えましょう。
サイト型LPでSEO対策に成功している会社の特徴
サイト型LPを制作して、実際に集客に成功している企業もあります。
しかし、こうした企業は、コンテンツの量産も質の見直しも両方が行われています。
作って終わりではない
うまくいく会社の特徴は、定期的に更新作業を行っています。
記事の公開日と更新日の両方が記述されていることが多いです。
実際二サイトを見ると、「受講生の感想」や「コース案内」等の各コンテンツからさまざまなページに内部リンクが貼ってあります。
つまり、下層ディレクトリの記事数が多いことがわかります。
情報の網羅性
基本的には、キーワード選定にこだわってサイト設計を行っております。
メインキーワードも、ビッグワードに限らず、集客効果の高いことが予想されるキーワードをリサーチしております。
キーワード選定の際にも、ペルソナなどで考えずに、データ分析に基づく選定を行っています。
ドメインエイジが長い
新規参入からすぐに結果が出ている会社は少ないです。
5年以上ドメインを運用し続けていることも一つの特徴と言えます。
3年から5年かけて、オウンドメディアのように、コンテンツを投稿し、検証、修正を繰り返すことで、ドメインパワーがついているようです。
サイト型LPでWebサイト運用したい方へ
弊社では、サイト型LPを8年以上運用してきた経験者が御社のサイトも担当いたします。
キーワード選定からこだわる
まずは、サイト全体の現状分析を徹底しております。
Google広告、Yahoo広告に出稿している場合には、アカウントごと見直すことも可能です。
実際に、コンバージョンが発生しているページの特徴だけではありません。
地域、年齢、性別など細かいデータを確認しながら、御社の求めている顧客データと照らし合わせます。
サイト設計にこだわる
自社オウンドメディアを複数展開しております。
美容院、小売店も運営しております。
それぞれサイトごとにコンセプトが異なりますし、ターゲットも地域も異なります。
最も重要なのは、記事型コンテンツからどのようにLPへ誘導するのか?
つまりは、導線を考えてサイトを設計する必要があります。
まずは、展開を考えるよりも、自然検索経由からの安定したアクセスを実現するための戦略を立てます。
その後、定期的にオンラインMTGを実施しながら制作の見直しや修正ポイント等を共有させていただきます。
これから、サイト全体のコンサルティングをお願いしたいと思っていたという方は、お気軽にご相談ください。