- カフェの集客方法ってどうすればいいのかな?
- チラシ、LINE、インスタ、Facebook、TikTokといろいろやってみたけどどれもうまくいかない
- リピート率が改善しないから、いつまでも新規獲得を継続しなければいけない状態が続いている
こんな状態でお困りでしたら、株式会社クロコにご相談ください。
まずはじめに、喫茶店・カフェの集客方法で、インスタさえやっていればうまくいくというのは危険です。
今回の記事では、カフェ・喫茶店の集客方法をわかりやすく解説します。
集客力があるカフェ・喫茶店の特徴
うまくいかない時には、たいていの会社は次のような理由を口にします。
- 価格帯が間違っている(近所の店の方が安いから等)
- 立地が悪いせいだ(メイン通りから離れている等)
- 建物の外観や内装がオシャレじゃないから(古いから等)
こんなことを理由にしていたら、考え方を根本的な部分から変えていく必要があります。
うまくいく店の共通点
全国で有名な店舗やフランチャイズ、チェーン店でも1位の店舗があれば、最下位の店舗があります。
ではうまくいく店舗は何が違うのでしょうか?
それは、「強みを生かしている」ということです。
いくら通りに面していて、人通りが多い場所に構えていても、1年以内に閉店するお店はいくらでもあります。
反対に、駅からは徒歩ではかなり遠いと感じるような場所で、駐車場も数台しか止められないような店舗でも何十年と継続できるお店もあります。
その中身は、集客力を以下の3つに分けて分析しています。
- メイン顧客の好み
- 人気メニューの品質改善
- 紹介してくださる方へのサービスやきっかけの調査
など、顧客のニーズに応えるための努力をしているのです。
カフェ経営で失敗する3つの原因
集客がうまくいかない理由は、適切なマーケティング戦略を立てていないからです。
うまくいかない店の特徴
以下の3つに対して改善していますか?
- ターゲットの明確化(絞り込み)
- アプローチの使い分け(新規とリピーター)
- 自社のブランディング(コンセプトや看板メニュー)
この3つができていないと、知名度がない店はどこもつぶれていきます。
日本全国どこに出店しても同じです。
集客の事前準備【やるべきこと】
まず喫茶店などの小さなお店を維持するためには、強みを決めることが重要です。
簡単な例では、
- コーヒーの抽出方法でネルドリップにこだわっているとかサイフォン式を取り入れている等のこだわりを伝える
- 直火式のサイフォンよりも家庭用にも使えるエスプレッソ機器を導入し、美味しい淹れ方を顧客にレクチャ―している
- 豆のブレンドの配合率にこだわっている
など美味しいコーヒーと打ち出す時にも、「明確な違い」を伝える必要があります。
そんなことを説明されてもお客はわからないと思う人も多いでしょう。
しかし、そうしたこだわりを求める人は、「他にはない味」を求めてリピートしてくれる可能性が高くなります。
この事例は、執筆者である私自身がまさに「おいしいコーヒー」を求めて、他県まで足を運んだ経験があるからこそ伝えています。
初回限定とリピーター限定の使い分け
新規顧客:お店のオリジナルブレンド(おすすめの一杯)を無料で提供
リピーター:リクエストに応じて、店内の豆を自由にセレクトできます
もう20年以上も前になりますが、私が何度もリピートした小さな喫茶店のマスターが実際に行っていたサービスです。
30種類から50種類に豆の種類が増えて、また更にリピートするのが楽しみになったこともあります。
リピート率の平均は?
食事業界では、リピート率の目安は、40%と言われています。
つまり、10%台では、1回目の顧客満足度が低い可能性もあります。
特に、カフェや喫茶店は、「行きつけ」という言葉が当てはまる店舗の一つです。
行きつけにする理由を考えましょう。
リピート率を増やすためには、「こだわり」を伝えるのが最も簡単なやり方です。
新規顧客を獲得する集客方法
新規顧客を獲得するのは、容易なことではありません。
知名度のないお店を目にした時、店の前でうろうろする人が素通りしていく姿を見たことはありませんか?
つまり、お客様を引き寄せる何かが足りなかったのです。
つまり、店前の看板やディスプレイを工夫しなければいけません。
ターゲット選定を見直す
Web広告の代理店でよく使われているのが、「ペルソナ」設定です。
しかし、こういう横文字を使っている人達の話はたいていがズレています。
なぜなら、その市場で自分が価値を感じて足を運んでいるお店がないからです。
何を基準に店を選んだのか?
この質問に対する顧客の答えと「自分たちの強み」がかみ合っていない場合、どんなにオリジナルの看板メニューを差し替えてもうまくいきません。
まずは、ターゲットを決める時には、自分たちのやりたいことを求めている人をターゲットにしましょう。
Googleマイビジネスを使う
近所のカフェを探す時、グルメ系ポータルサイトを利用する人ばかりではありません。
- 穴場のお店が知りたい。
- レトロなお店を探している。
- 安い店が良い。
- 子連れがベビーカーを持ち込めるお店があると入りやすい。
- 口コミを見ながら、店を探したい
- ポータルサイトの口コミは信じられない
- SNSで探したいけれど、行きたい店も決まっていない
こんな探し方を実現してくれているポータルサイトが少ないからです。
むしろ、こういう人達は、「近くのお店」と探して、行ける範囲のマップ検索から気になるお店をチェックしています。
つまり、Googleマップを利用しているのです。
Google map上に店舗の情報を掲載するには、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の登録が必要です。
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)を活用する方法は、別の記事でご紹介しています。
Googleビジネスプロフィールとは?基本的な使い方と活用法
公式ホームページやブログを運営する
無料のホームページサービスを利用する店舗も増えました。
しかし、無料のサービスでは、なかなか検索結果の上位に表示されないため、自分たちのホームページを作ろうと考える店舗もたくさんあります。
イベントや期間限定メニューを少しでも多くの人に見てもらいたいと思って、ブログを投稿している店舗もあります。
こうした時にも、ただ写真を載せるのではなく、SEO対策を意識しながら、記事作成を行うことが重要です。
SNSとホームページを使い分ける
Instagram,Facebook,Twitter,LINE,TikTok,YouTubeなどがありますが、多くはキッカケ作りです。
問題は、その人たちが実際のメニューの価格やアクセス情報、営業時間やテイクアウトの有無などの詳細情報を確認する際に、公式サイトがないお店をどう思うのか?です。
たとえ、SEO対策が不十分であったとしても、公式HPやブログでの営業時間変更や臨時休業などをこまめに公開していくことで、信頼性がアップします。
一方で、インスタの更新も最初だけで、徐々に更新されなくなってしまったら、フォロワーも減っていきます。
SNSも公式ホームページも依存するのではなく、それぞれのツールを使っているターゲットに向けて配信を継続することが重要です。
動画による疑似体験
以前のように、写真で映えるかどうかだけで勝負をしていても商品にコストをかけている店舗と勝負していたら、勝ち目はありません。
ではどうすればいいのでしょう?
先ほどのサイフォン式の事例では、写真ではなく、こだわりの豆を使って作っている様子を撮影した動画を公開するのも良いでしょう。
人の目は、動くものに反応しやすいです。
目で見て、動きをとらえたら、実物を見たくなる。
こういう心理を利用しましょう。
オンライン集客で失敗しないための注意点
Web広告を出せば、認知は確実に広がるはず。
今のこの状態が続くよりもお金をかけて勝負をしたほうが良いだろう。
こんなことを考えていたら、要注意です。
コストをかけるべき対象
Googleの検索エンジンのアルゴリズムでも「ユーザーファースト」を掲げています。
カフェでお客様第一を考えるなら、何が必要でしょうか?
答えは「知りたい情報を知りたい人が調べている媒体で情報を発信して届けること」です。
簡単に言えば、ブログ、Google mapとSNSのそれぞれでニーズに合わせて、それぞれの媒体別でアプローチをすることです。
後回しで良い対象
集客に困っているからといって、すぐに広告経費を使おうとするのは間違いです。
なぜ間違いと言えるのでしょうか?
その答えは、Web広告とは、必ず広告を見た人たちがクリックして特定のページに訪問するツールだからです。
つまり、見せたいページが具体的に決まっていない人達にとっては、アクセスが増えても集客に繋がらない経費となります。
アクセス数が増えても売上が伸びない!コンバージョン率最適化とは?
つまり、ターゲットが決まらないうちに、広告費をかけてもうまくいかないんのです。
ポータルサイトで高額なオプションに投資するのも同じです。
いくら上位に表示されても、どんな人に具体的に何を見せるのかが決まっていなければ費用対効果は期待できません。
つまり、ターゲット選定が曖昧なら、チラシの配布やポスティングに労力を使ったほうが効果が期待できます。
リピート率アップを実現させる集客方法
カフェや喫茶店にもう一度行きたくなるのは、なぜでしょうか?
わかりやすい例えで言えば、
- あの味をもう一度食べたくなった
- あのメニューは衝撃的だった
- あのパフォーマンスをもう一度見たい
- あの店なら、自分の求める条件に合っている(個室の有無、座敷、ソファ席、喫煙可等)
とにかくリピート率が高い店は、お客様のニーズに答えられたということです。
つまり、来店されたお客様が求めている条件を知ることが重要です。
失敗するSNS戦略
来店者に対して、必死にSNSフォローを依頼していませんか?
- クーポンを配信しています
- お得な情報を掲載しています。
これらはあくまで宣伝または営業活動ですね。
しかし、店に来てお会計を済ませる時、そんな案内を聞きたい人は少ないです。
つまり、フォロワーを増やすことに必死になる接客よりも、顧客の求める条件を満たすことに必死になった方が、公式アカウントのフォロワーもいいねも集まりやすいのです。
LINEも同様です。
囲い込みに必死になっても、最近は、欲しい情報だけ取得したら即ブロックするユーザーも増えています。
ポイントカードやスタンプカードをデジタル化しても、機種変更して消してしまったという人も少なくありません。
ですから、ひと昔前とは違う別の方法も考えましょう。
実店舗運営を行う会社がサポートします
弊社では、Cafe965をはじめ、喫茶店規模の店舗を複数経営しております。
集客のサポートも行っております。
SNS運用だけではありません。
実際に、都内で上手くいく店舗の中には、SNSをほとんど使わなくても地域の方に認知されている店舗もあります。
何が違うのでしょうか?
こうした経営戦略は、実店舗を経営しているからこそ、お伝えできる方法です。
何もかもをデジタル化させることが成功の秘訣ではありません。
まずはお気軽にご相談ください。
飲食事業部の担当者を含めて、御社の集客の課題を洗い出しましょう。