- リスティング広告でキーワード選定に困っている!
- 部分一致、フレーズ一致、完全一致の違いがわからない!
- 部分一致にしたほうがいい理由を知りたい!
Google広告、Yahoo広告を問わず、2022年以降には、各種リスティングの相談窓口の担当者からも部分一致を推奨する声が高まっています。
リスティング広告関連記事。
今回の記事では、リスティング広告の部分一致の意味や使い方をわかりやすく解説します。
部分一致とは?意味と仕組み
部分一致とは、リスティング広告を運用する際に、指定したキーワードと同じ意味の検索語句に対して、広告を表示させることができる機能のことです。
他にも、フレーズ一致、完全一致があります。
部分一致の仕組み
部分一致は、指定したキーワードと関連性の高いキーワードでも広告が表示される仕組みです。
つまり、以下のようなケースが考えられます。
メインキーワード | 新築購入 |
関連性の高いキーワード | 建売、注文住宅、ハウスメーカー、工務店、一戸建て、マンション、家を建てる、マイホーム |
など、探し方が異なるキーワードでも、同じ対象にたどり着く可能性が高いと判断されているキーワードで広告を出すことが可能になります。
部分一致にするメリット
部分一致を選択するメリットは、コンバージョンにつながる可能性がある新しいキーワードを発掘することができる点です。
- 一旦思いつくキーワードを入力してみる
- 拡張性が高いため、予測できないようなキーワードでも表示されていることがわかる
- コンバージョンが発生したキーワードをピックアップすることが可能
- 同時期に効果のないキーワードを見極めることも可能
部分一致にするデメリット
キーワードが既に明確になっている場合には、無理に部分一致を使う必要はありません。
デメリットを解説します。
広告予算が必要
メインのキーワードを部分一致にしたことで、関係性のあるキーワードでも露出が広がります。
つまり、メインのキーワードでの露出は、減少します。
あらかじめ提示されていた表示回数やクリック単価よりも多くなってしまい、予算が足りなくなることもあります。
関連性の高さ
関連性の高さは、AIによって判断されていますので、こちらが意図的に除外キーワードを設定しなければ広告が出てしまうのが問題点です。
具体的には、先述の不動産の事例では、建売住宅を専門に販売しているのに、注文住宅やリフォームなども出てしまうと、ターゲットと異なる可能性もあります。
より具体的に、「このキーワードは成約につながりにくい」とわかっている対象がある場合には、除外キーワードとして設定しておくことも大切です。
部分一致をおすすめする理由
なぜ、GoogleもYahooも部分一致を推奨しているのでしょうか?
この答えをサポートセンターに質問しました。
はじめての広告配信者向け
広告配信を始める際には、より少ない労力で、広告が表示されるまでの流れを提供することも一つの狙いになっているようです。
想定しなかったキーワードでもコンバージョンが発生する可能性もありますので、早く出したいという方にはおすすめです。
主要商品の表現方法が複数ある
例えば、不動産で住まいを探す人の中にも、探し方はいろいろあります。
具体的には、アパート、マンションなどの建物の種類もありますし、学区のエリアから「物件」を検索する方もいます。
「建設予定」など将来の都市計画を確認している人もいますね。
「内覧」など見学を目的とする検索もあります。
つまり、主要となるのが、賃貸だったとしても、キーワードの表現方法は人それぞれ異なります。
こうした時には、複数のキーワードを投稿するよりもまずは、いろいろ露出してくれるのかを確認しましょう。
自動運用に期待している人
自動的に設定を変更してくれる方が、担当者の負担が少ない。
このように考える方は、積極的に部分一致を導入することをおすすめします。
しかし、自動運用の場合には、自動で除外にするという設定はありません。
つまり、最終的には人の手によって、広告を出したくないキーワードは除外設定をする必要があります。
部分一致で成果が出ない方へ
言われた通りに、指定したキーワードのみを入力して様子を見たのに反応がない(なかった)。
全く関連のない検索語句にも広告が配信されているようだった。
このような場合には、まずは除外設定を済ませておきましょう。
さらに、この先の広告費を少しでも削減したい方は、第三者による添削を受けることをおすすめします。
ランディングページ内の内容との相性も関係しますので、一度プロの目で確認してもらいましょう。
弊社でも、リスティング広告の運用代行や運用サポート(内製化プラン)をご用意しております。
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