- SNSで広告を配信したい
- YouTubeに広告を出したい
- Yahoo!やGoogleの検索結果の公告枠に出したい
Web広告についてお困りなら、株式会社クロコにご相談ください。
今回の記事では、Web広告の種類やそれぞれのメリットデメリットをわかりやすく解説します。
Web広告とは
Web広告とは、インターネット広告とも呼ばれています。
インターネット広告とは、インターネット上でのwebサイトやメールを使用して、企業が製品やサービスのマーケティングのために行う宣伝活動のことです。
Web広告の特徴と必要な理由
Web広告は、紙の媒体と比較すると、さまざまなメリットがあります。
- コストダウン
- 行動促進
- ターゲット選定
- 効果測定
などが、地方誌のチラシや電柱などの看板広告よりも優れています。
つまり、「誰に」「どんな広告を」「どのように」見せたいのかを選択し、経過のデータを見ながら、検証と修正を行うことが可能です。
インターネット広告の需要の変化
コロナ禍以前のスマホの普及が始まった頃から、市場規模が拡大し続けています。
簡単に言えば、「紙」や「TV」「ラジオ」といった市場から、「デジタル化」の動きが高まっています。
今後は、ビデオなどの動画広告市場が高まることが予想されています。
コロナ禍でもインターネット広告市場の規模は、拡大しています。
Web広告のメリット
Web広告は、従来広告と比較すると、どんな点が優れているのかを解説します。
ターゲット選定
従来のチラシなどの配布では、配布するエリアを選ぶことはできても、世帯人数や対象の年齢、性別、職業等を選択するのは困難でした。
しかし、Web広告であれば、「性別」「職業」「趣味・趣向」「年収」「学歴」なども選択できるようになりました。
つまり、より「見てほしい」ユーザーに限定して配信することが可能です。
初期の広告費が少ない
もちろん、サービスや商品を案内するWebサイトページやランディングページ(LP)と呼ばれる一つのサービスや商品の特化ページを制作する必要があります。
しかし、初期の広告費は、まさに自由です。
月額1万円、3万円、5万円、7万円、10万円など自社の希望予算によって、自由に設定を変更することができます。
つまり、地方誌やチラシのように、サイズと部数のみで、選択肢が限られていた頃よりも、初期の広告費が少なくなる特徴があります。
費用対効果が優れている
チラシやポスティングによるサービスの場合、特に若い世代は、広告の詳細を見ないまま捨ててしまう人も多いです。
しかし、インターネット上における広告配信の場合は、「ながら」で他社のWebサイトを閲覧中の人にもアプローチが可能です。
つまり、会社名やサービスなどを詳しく知らなかった人でも「地元にあるなら」という動機で問い合わせやメール相談をする可能性もあります。
効果測定機能による改善や修正
反応がない時にもデータの質が違います。
具体的には、
- 男性女性のいずれかに広告を配信したほうが良い
- 対象の年齢に、学生を含むべきか含まない方が良いのかも選択ができます。
- 広告を見たユーザーがどの情報に興味関心を示しているのかをデータ~判断することが可能です。
上記のような結果から、今後の運用を検討する際に、修正や追加、削除等を随時行いながら運用することが可能です。
広告出稿中の変更も可能
紙倍体の場合には、一度出稿してしまうと、途中で刷新することは困難です。
しかし、デジタルの媒体であれば、広告文や料金表などを自由に変更、修正することが可能です。
Web広告のデメリット
メリットもあれば、デメリットもあります。
専門知識が必要
Web広告を運用する際には、画面内の設定項目に関する知識だけではなく、ガイドラインなどを含めた専門知識がひつようです。
成果をあげるためには、どのように設定を行うべきか?などの専門知識が持ち目られます。
オンラインセミナーや書籍、YouTube等を使って独学で学ぶことも可能ですが、アップデートされてしまうことで、設定や仕様が変更されてしまうと、なかなか新しい情報が出てこないこともあります。
成果を上げるための分析能力が必要
先述のとおり、ターゲティング設定をふくめて、広告文や見出しの設定、広告出稿時間やエリアの設定、年齢や性別、世帯年収などさまざまな詳細設定項目があります。
つまり、成果を上げるためには、詳細情報を確認し、検証したり修正するスキルが求められます。
一部では、無料の解析ツールなどもありますが、具体的なそれぞれの企業の案件ごとの最適化案までは出ていませんので、常に検証と修正を繰り返す必要があります。
ライバルが多い
チラシや地方媒体に掲載するのは、多くが地域密着のビジネスを展開している店舗や企業です。
しかし、Web広告の場合、全国展開している企業もライバルとなります。
つまり、地元には存在しない会社でも広告を出すことで、地方から都市部へ人を誘導することができます。
オークション形式による広告費
結果的には、競合が多いジャンルでは、広告経費が高くなる傾向があります。
クリック型課金のサービスの場合、1クリック数円のものから、1クリック数千円のものもあります。
つまり、競合が多い市場では、広告経費に余裕のない中小零細企業は大手に予算で勝てなくなることも多いのです。
Web広告の種類と特徴
Web広告には、さまざまな媒体があります。
順にご紹介します。
リスティング広告
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 顕在客 |
課金方式 | クリック型課金 |
メリット | 設定が完了すれば、当日でも広告を出すことが可能です。 |
デメリット | 広告として表示させる専門ページや公式サイトなどが必要です。 広告の審査があり、審査に通過しないと広告を出すことができません。 |
おすすめの企業 | 短期間で集客をしたい 知名度がある 認知度がある ユーザーのニーズ(検索キーワード)がわかっています。 検索結果からの購買、成約、問合せが多い |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
リスティング広告については、別の記事でもご紹介しています。
ディスプレイ広告
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 潜在客から顕在客 |
課金方式 | クリック型課金・インプレッション課金 |
メリット | 画像や動画といった視覚的なアプローチが可能です。 検索広告よりもクリック単価が安いです。 |
デメリット | 検索ユーザーと比較すると離脱率、成約率が低いです。 画像や動画を制作するクリエイターの協力や外注先が必要です。 |
おすすめの企業 | ブランディングを強化したいです。 指定する範囲など明確な場所が決まっています。 興味関心を持ってもらうことから始めたいです 視覚的なイメージを伝えることで、集客効果が期待できます。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
ディスプレイ広告では、細かいキーワードもお任せするAI機能が搭載されたサービスもあります。
アドネットワーク広告
アドネットワーク広告とは、オンライン広告ネットワークまたは広告ネットワークとも呼ばれています。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 顕在客から顕在客 |
課金方式 | クリック型課金・インプレッション型課金 |
メリット | 設定が完了すれば、当日でも広告を出すことが可能です。 効果測定のツール等がセットになっている商材もあります。 ライバルとの差別化も可能です。 多くの媒体に広告を配信できるようになります。 工数を削減しながら、広告パフォーマンスを最大化させることが可能です。 |
デメリット | 広告として表示させる専門ページや公式サイトなどが必要です。 広告の出稿先を選択できません。 不適切な媒体に広告が配信されるリスクもあります。 |
おすすめの企業 | 知名度を上げたいです。 視覚的なアピールをしやすい商品、サービスの広告を出したいです。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
リスティング広告で経費が高い、ライバルが多いと諦めたことがある企業様にもおすすめです。
リターゲティング広告
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 顕在客 |
課金方式 | クリック型課金・インプレッション型課金 |
メリット | 設定が完了すれば、当日でも広告を出すことが可能です。 コンバージョンしやすいユーザーを狙えます。 |
デメリット | 広告として表示させる専門ページや公式サイトなどが必要です。 しつこい、うざいなどと嫌悪感を抱かれる可能性もあります。 |
おすすめの企業 | 短期間で集客をしたいです。 公式サイトやサービスページに一定のアクセスが集まっています。 顕在客にターゲットを絞りたいです。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
もうすでに、いくつかのサービスを利用した経験があり、訪問したことがあるユーザーへ再アプローチを検討したい方におすすめです。
純広告
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 無関心層~潜在層 |
課金方式 | 保証型課金(期間保証型、クリック保証型等) |
メリット | 幅広いユーザーに広告を表示させることができます。 希望した位置に広告を出すことができます。 |
デメリット | 広告費が高くなりやすい。 途中で解約や変更等ができません。 |
おすすめの企業 | 認知度の拡大。 未来のために投資をしたい。 などとお考えの企業様におすすめです。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
特定のWebメディアを媒体として、広告枠を使用するサービスですが、掲載中に検索順位が落ちてしまうと、期間保証型の場合、アクセスがないのに、費用が発生する可能性があります。
アフィリエイト広告
アフィリエイトとは、「広告主」から「アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)」に商品の特徴や使用するWebサイトやLPを登録します。
「アフィリエイター」によって、商品の案内を行う広告手法です。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 顕在客 |
課金方式 | 成果報酬型 |
メリット | 成約が発生した後に費用が発生する。 費用対効果は高い |
デメリット | 成果を得られるまでは時間がかかる可能性があります。 全く売れないということもあります。 |
おすすめの企業 | 露出を広げたいです。 第三者による口コミ、評判の記事を増やしたいです。 成果報酬型広告を探しています。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | ASPによって、月額の最低予算に決まりが設定されていることがあります。 |
アフィリエイトは、コンバージョンが発生した時に費用が発生するため、費用対効果が高くなりますが、利益率が低い商品の場合は、ほとんど利益が出なくなる可能性もあります。
ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、メディア上の記事やニュースなどのコンテンツの中に表示される広告のことです。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 無関心層~潜在層 |
課金方式 | クリック型課金・インプレッション課金 |
メリット | 自然に広告を見せることができます。 ユーザーにストレスを与えにくくなります。 |
デメリット | 他の商品と並んで紹介される可能性もあります。 ユーザーの質が合わない可能性があります。 |
おすすめの企業 | 露出を拡大したいです。 知名度があります。 認知には自信があります。 ユーザーが利用する媒体やメディアを把握している。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告出稿に向けた画像の提供や原稿。 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | メディアによって、月額予算が異なります。 |
自然に広告を出すことができますが、記事内部に埋もれているため、スルーされる可能性もあります。
タイアップ広告
タイアップ広告とは、媒体社と協力して企業のサービスや商品を宣伝する手法です。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 無関心層~顕在層 |
課金方式 | インプレッション課金 |
メリット | 他社のブランド力を利用することができます。 掲載する媒体と連携することができます。 |
デメリット | 審査や時期など広告を出稿するまでに時間がかかります。 記事作成の労力が必要です。 |
おすすめの企業 | 外部の会社とタッグを組みたいです。 未来の顧客を育成する仕組みを作りたいです。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する画像などの資料や原稿 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額は媒体によって異なります。 |
メディアの信頼が低下した際には、共倒れになるリスクもあります。
SNS広告
SNS広告については、別の記事でもご紹介しております。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 無関心層~顧客層 |
課金方式 | クリック型課金・配信数卯課金・エンゲージメント課金 |
メリット | 設定が完了すれば、当日でも広告を出すことが可能です。 ターゲティング設定が可能です。 シームレスな広告で違和感がありません。 |
デメリット | ガイドラインなどの専門知識も必要です。 画像や動画など作成が必要です。 専門ツール等を利用した運用管理、修正等を加えなければ効果は得られないことが多いです。 |
おすすめの企業 | SNSではまだライバルが少ない市場です。 ライバルとの差別化ができています。 ターゲットも決まっています。 クリエイティブなどの作業が得意なスタッフがいます。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像、動画等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
SNS広告にはいろいろな種類があります。
Facebook:Facebook広告の効果的な配信方法
Instagram:Instagram広告は効果ない?失敗原因を無料診断します
Twitter広告は、リスティング広告の中でもYahoo広告を使って配信することができます。
SNSでは、特にエステ、ネイルサロン、美容院、飲食店などの商材が多いですが、最近は反応が落ちています。
その背景には、個人経営の店舗が増加したことで、似たような内容を紹介しているアカウントが増加し、「怪しい」「胡散臭い」「しつこい」「うざい」という感情が芽生えたことも関係していると言われています。
一方で、動画広告で差別化することができているアカウントはうまくいっている店舗もあります。
つまり、インパクトのある広告を表示させることができる店舗が生き残る時代に入っているといえます。
単にフォロワーを獲得し、フォロワーを囲い込むだけを想像している場合には、LINEを含めてぶろっくされたり、フォロー解除される可能性があります。
インスタグラムフォロワー購入のデメリット【相場料金と注意点】
動画広告
動画広告とは、YouTubeやTikTok、Instagramといった市場が中心です。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 無関心層~顕在層 |
課金方式 | インプレッション課金(広告視聴型) |
メリット | テキストや写真よりも多くの情報を届けることができます。 音楽を使うことで、ブランディングイメージを浸透させることも可能です。 |
デメリット | 広告に使用する素材や制作費用が高額になります。 一度公開した動画をメンテナンスのために、一部修正をすることが困難です。(作り直して古いファイルを削除して新しいファイルをアップロードする必要があります) |
おすすめの企業 | インパクトを与えるアイデアがあります。 短い時間で伝えたいパターンが複数あります。 無関心層に対して、アプローチしたいです。 YouTube、TikTokユーザーにアプローチをしたいです。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやLP,動画素材 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
動画制作については、別の記事でご紹介しています。
デジタル音声広告
音声広告とは、ラジオ放送やインターネットラジオなどで流れる音声の広告のことです。
Spotify、Amazon musicなどでも無料会員向けに広告配信がおこなわれていますね。
サブスク系の音楽配信サービスとの連動がわかりやすいですね。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 無関心層~潜在層 |
課金方式 | クリック型課金 |
メリット | 設定が完了すれば、当日でも広告を出すことが可能です。 |
デメリット | 広告として表示させる専門ページや公式サイトなどが必要です。 広告の審査があり、審査に通過しないと広告を出すことができません。 |
おすすめの企業 | 短期間で集客をしたい 知名度がある 認知度がある ユーザーのニーズ(検索キーワード)がわかっている 検索結果からの購買、成約、問合せが多い |
出稿に必要なモノ | 広告に使用するWebサイトやページ、画像等 広告に使用する専用のアカウント 広告を出稿するための予算 |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
リスティング広告については、別の記事でもご紹介しています
メール広告
メール広告とは、電子メールマーケティングと呼ばれています。
電子メールを利用し、特定のグループを対象に広告メッセージを送信する行為です。
リスティング広告の中には、未開封状態でメールボックス内に広告を出すことも可能です。
Gメールの場合は、Google広告を利用することで配信されます。
Yahooメールの場合は、Yahoo広告を利用することで配信されます。
以下に特徴をまとめました。
ターゲット | 顕在客~顧客層 |
課金方式 | 配信数課金 |
メリット | 既存顧客向けにアフターサービスや新サービスの案内が可能です。 ユーザーのタイミングで広告を開封することが可能です。 |
デメリット | 開封されなければ、広告を配信しても意味がありません。 メールを見る習慣がない場合、配信しても意味がありません。 |
おすすめの企業 | メールによる案内の開封率等を事前にチェックしています。 どんなタイトルにすればクリックされるのか?などデータが取れています。 |
出稿に必要なモノ | 広告に使用する原稿。 メルマガに使うリンク先のURL |
最低予算 | 月額の最低予算に決まりはありません。 |
メルマガマーケティングは、少し前には反応が良かった時期もありますが、最近は、メールは会員登録の時のみ利用するというユーザーも多いため、BtoCとの相性が良いとは言いにくくなっています。
Web広告の課金方式
これまでご紹介してきた各種広告の課金方式をわかりやすくまとめます。
クリック課金
クリック課金とは、広告がクリックされた回数に応じて課金されます。
クリック1回の単価は、キーワード毎に異なります。
クリック数に対して費用が発生しますので、単にユーザーに広告文が見られただけでは、費用が発生しないこともあります。
広告の表示回数やクリック数は保証されているわけではありません。
インプレッション課金
広告が1000回表示されることに、費用が発生する仕組みです。
1000回ごとに勝手に費用が発生しますので、クリック率を高めるための努力が必要です。
エンゲージメント課金
ユーザーが広告をクリックして、エンゲージメントと呼ばれるアクションを起こした時点で費用が発生する仕組みです。
つまり、こちらも何のアクションも起こさず、ただページを閉じただけの場合には、発生しません。
視聴課金
動画広告の場合には、自動で流れる広告で料金が発生します。
1再生ごとに料金が発生するものと、最後まで再生された時に料金が発生するものがあります。
成果報酬課金
事前に設定したKPIを達成した際に発生する料金です。
アフィリエイト広告で使われている方式です。
掲載期間保証型課金
期間保証型や保証型とも呼ばれています。
一定期間の広告枠を買い取ることで、差し替えや出なくなるという心配がありません。
配信数型課金
配信数によって、課金される仕組みです。
Web広告運用の流れ
Web広告を出す準備でやるべきことをまとめました。
目的を明確にする
Webマーケティングには、さまざまな目的があります。
たとえば、認知拡大であれば、成約(問合せ、メール相談、電話による問合せや予約、資料請求)などが発生しなくても、一定数のクリック数を目標とすることができます。
しかし、あくまで、売上アップのみをゴールとする場合には、可能な限り購買意欲の高いユーザーに広告を配信しなければいけません。
つまり、購入促進なのか認知なのか?
この2つが大きな違いと言えます。
最初からハードルを上げない
Web広告の中には、AIによる自動学習能力が備わっていますという説明をしているサービスが多くなりました。
しかし、いくらAIが搭載されていても、最初から勝率9割のような答えを導き出せるということではありません。
より具体的にお伝えするなら、期間を必要とすることもありますし、一定数のコンバージョン数が必要とするものもあります。
つまり、短期間で成果を求めすぎると、日額や月額の予算をあげても空振りに終わる可能性もあります。
データを収集する
Web広告で成功するコツは、データの分析、解析と検証と修正の繰り返しです。
最初に設定したターゲットがズレていると思えた場合には、次のターゲットを想定します。
広告ページの離脱率が高い場合には、まずはLP内部の見直しが必要になるかもしれません。
このように、広告を開始してからは、定期的にデータを確認しながら現状分析を行う担当を用意するようにしましょう。
顧客に嫌われないようにする
コロナ禍になってから、Web広告に力を入れる企業や業者が多くなりました。
インターネットに接続すると、ブログ、コラム、各種メディアなどどこのページを見ても広告やPRなどが表示されていませんか?
SNSでも自分がフォローしているアカウントの情報だけが見たいのに、広告が紛れて出てきたりしませんか?
このような光景を目にしていると「使いたくない」とユーザー離れが進むリスクもあります。
つまりは、自社の広告もターゲットを絞りすぎることで、うざい、しつこいと判断されないようにしなければいけません。
中小企業向けWeb広告の始め方
中小企業は、大企業に比べると月額の運用費は少なくなります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
ニーズをリサーチする
既存客やリピーターからアンケートなどでデータを集めることが最も重要です。
簡単に言えば、これからの潜在客を見つけるには、今通っていただけているお客様の悩みの原点を探るのが最も近道です。
つまり、似たお客様を見つけ出す設定を考えるのです。
ニーズを把握していない会社の場合、「こんな感じ?」という漠然としたターゲットを頭に描いていますが、ほとんどが表面的な情報です。
潜在客の具現化する方法
潜在客を見つけ出すには、ユーザーの悩みに寄り添う必要があります。
例えば、自分自身が近くのスーパーや飲食店を利用する時、なぜその店を選んだのかを考えてみてください。
「ただ何となく」という答えは正しくありません。
もっと明確にすることで、「自分に似た人」を集める方法を具体的に考えることができます。
ディスプレイ広告なんてクリックしたことがないと思っているなら、その広告を除外しましょう。
SNSは不要だと思っていると思えば、除外しましょう。
では何が必要でしょうか?
検索結果の上位に出ている情報はクリックしてしまうのであれば、検索型広告と相性が良いでしょう。
このように、自分と似た潜在客の行動パターンを解析することで、自分に近い潜在顧客にアプローチすることが可能になります。
Web広告運用代行の注意点
Web広告を外部の業者に依頼したい。
運用代行業者にすべてをお任せしたい。
確かに本業に専念することができますので、少人数の事業所や中小企業様がWeb広告を開始する際には、外注を使うのも効率的です。
まずヒアリングの段階で違いを見つけ出しましょう。
今だけのサービスは要注意
営業電話を行っている業者の場合、よくあるフレーズがあります。
それは、「期間限定」「モニター価格」「今月だけ」等の限定系のキーワードです。
こういう説明をしている担当者の中には、異業種転職で、入社2年目、3年目でWebマーケティングについてよくわかっていない担当もいます。
こういうフレーズがあったら、「今すぐではないのでお断りします」と伝えて電話を切りましょう。
運用代行前に分析、解析を実施
既にサーチコンソールやGoogleアナリティクスを一定期間運用されているようでしたら、まずはGoogleのデータを分析、解析しましょう。
SNSの解析ツールをご利用中でしたら、各種アカウントを分析、解析しましょう。
その上で、最適化する方法を考えましょう。
これからの運用方針が決まらないという方もお気軽にご相談ください。